生活習慣病

健康・生活情報館

生活習慣病に関する情報

 


  1 生活習慣病とは?


  生活習慣病とは、毎日の体に良くない生活習慣
  の積み重ねが原因で引き起こされる様々な病気
  のことです。

  現在、日本人の実に2/3近くの人がこれが原因
  で亡くなっています。

  生活習慣病を大きく分けますと、肥満、高血圧、
  心臓病、高脂血症、脳卒中、糖尿病などが代表
  例として上げられますが、虫歯、歯周病、骨粗
  しょう症、などもその範疇に入りますし、場合
  によっては、喫煙が原因と思われる肺がんなど
  の例もありますので癌もその範囲に入ります。



  2 高血圧とは?


  高血圧とは、呼んで字のごとく血圧が高いとい
  うことですが、人間の体には最高血圧と最低血
  圧というものがあります。

  これは、心臓が収縮して血液を押し出した瞬間、
  血管にいちばん強く圧力がかかる収縮期血圧を
  最高血圧、収縮した後に心臓がひろがる(拡張
  する)ときには、圧力がいちばん低くなる、こ
  れが拡張期血圧つまり最低血圧です。

  この最高・最低のいずれか両方の血圧が高いこ
  とを高血圧といいます。

  一般的にその原因は様々で、よく高血圧の患者
  さんは塩分の摂取を制限されます。

  高血圧で恐ろしいのは、血圧が高いことで常に
  体中の血管に多くの負荷をかけることになり、
  特に動脈がダメージを受け、それとともに心臓
  にも多くの負担がかかりますから、心臓関係の
  疾患も引き起こすことと、動脈硬化を引き起こ
  すことにもなり、それに伴う脳・心臓疾患が代
  表的な例です。

  今、日本では、年々、医療費が高くなっている
  ことが大きな社会問題にもなっていますが、6
  5歳以上の高齢者では、医療費のいちばん多く
  の32.6%を占めているのが、高血圧とその結果
  である病気(高血圧・虚血性心疾患・脳血管疾
  患等)の治療費ということで、最も多い病気の
  一つとなっています。 
 

 
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  3 心臓病とは?


  心臓病には、様々なタイプがあり、動脈硬化が原
  因となる虚血性心疾患(生活習慣病の一つ。狭心
  症や心筋梗塞はこれに分類される。)・ 脈の乱れ
  を起こす病気(不整脈、心房細動、心室細動、房
  室ブロックなど。)・ 生まれつき心臓に問題があ
  る(先天性心臓病、心房中隔欠損、肺動脈狭窄な
  ど。)・ 心筋の病気、心臓弁膜の病気、心膜の病
  気などや、そのほかの病気として心肥大、精神的
  な原因から起こる心臓神経症などが上げられます。

  高血圧、高脂血症、喫煙、高血糖が心臓病の4大
  危険因子とされておりますので、まずは血圧と血
  液中の脂質を正常に保つことが心臓病予防として
  重要とされております。

  そして、高血圧を防ぐためには減塩が大切です。

  また、高脂血症を防ぐには、動物性の脂肪や炭水
  化物、甘いものをとりすぎないことです。

  これらからも分かるように、多くの原因が、生活
  習慣からくる病気です。


 
 4 高脂血症とは?



  血液中には、コレステロール、中性脂肪、リ
  ン脂質、遊離脂肪酸の4種類の脂質がとけこ
  んでいるんですが、高脂血症というのは、血
  液中の脂質、具体的にはコレステロールや中
  性脂肪(代表的なものはトリグリセリド)が
  多過ぎる病気のことです。

  この状態を放置しておきますと、増えた脂質
  がどんどん血管の内側にたまって、動脈硬化
  になってしまい、心筋梗塞・脳梗塞などを引
  き起こす原因を引き起こす病気です。

  血液中にある4種類の脂質のうち多過ぎると
  問題なのは、コレステロールと中性脂肪です。

  高脂血症には、 コレステロールのみが多いタ
  イプ(高コレステロール血症)・ 中性脂肪の
  みが多いタイプ(高中性脂肪血症)・ 両方と
  も多いタイプ(高コレステロール高中性脂肪
  血症) の3タイプがあります。

  血液中の総コレステロール、特に、LDL(
  悪玉)コレステロールが多過ぎると、動脈の
  壁にくっついて動脈が厚く硬くなります(動
  脈硬化)。

  ですから、高コレステロールが動脈硬化にと
  って大問題なことは明らかです。

  また、中性脂肪は、それ自体は動脈硬化の原
  因にはなりませんが、中性脂肪が多いと、H
  DL(善玉)コレステロールが減ってLDL
  コレステロールが増えやすくなるため、間接
  的に動脈硬化の原因となります。


  日本において中性脂肪やコレステロールが高
  い高脂血症の人は、高脂血症と適正値の境界
  の人、つまり潜在患者も入れると、なんと2,
  200万人もいます(平成12年厚生労働省
  循環器疾患基礎調査)。

  さらに、国民栄養調査から見た場合、男性は
  30代から、女性は50代から、ほぼ2人に
  1人が高脂血症の状態にあると考えられてお
  ります。



  5 脳卒中とは?


  脳卒中は、脳の血管がつまったり、破れたり
  して、その先の細胞に栄養が届かなくなって
  細胞が死んでしまう病気です。

  その種類としては、脳梗塞・脳出血・くも膜
  下出血・一過性脳虚血発作が上げられ、いず
  れにしても脳組織の一部を破壊またはダメー
  ジを与える病気ですので、半身マヒ、言語障
  害、視覚障害、などの障害を引き起こしたり、
  場合によっては死にいたる恐ろしい病気です
  が、その原因の一つとして動脈硬化によって
  もろくなった血管からの出血・破裂が上げら
  れますので、生活習慣に大きくかかわる病気
  のひとつとされております。


 
 6 糖尿病とは?


  血液中には、体中の細胞がその生命活動を
  維持していく上で必要なエネルギーとして
  ブドウ糖が流れており、このブドウ糖の量
  を示すのが血糖値というものですが、糖尿
  病はこの血糖値が深くかかわる病気です。

  糖尿病にかかると、インスリンというホル
  モンが足りなくなったり、うまく細胞に作
  用しなくなってしまうため、ブドウ糖がエ
  ネルギーを必要としている細胞の中に運ば
  れなくなって、血液のなかにあふれてしま
  う状態となります。

  そうなると、筋肉や内臓にエネルギーが運
  ばれないため、全身のエネルギーが足りな
  くなってしまう状態になります。

  糖尿病には、いくつかのタイプがあり、以
  下にタイプ別に列記します。


  1型糖尿病

  膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞
  が破壊され、からだの中のインスリンの
  量が絶対的に足りなくなって起こる。
  
  子供のうちに始まることが多かったため、
  以前は小児糖尿病とか、インスリン依存
  型糖尿病と呼ばれていました。


  2型糖尿病

  インスリンの出る量が少なくなって起こる
  場合と、肝臓や筋肉などの細胞がインスリ
  ン作用をあまり感じなくなる(インスリン
  の働きが悪い)ために、ブドウ糖が、うま
  く取り入れられなくなって起こるものがあ
  る。
  
  食事や運動などの生活習慣が関係している
  場合が多い。日本の糖尿病患者の95%以上
  はこのタイプ。


  遺伝子の異常やほかの病気が原因となるもの

  遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、
  免疫の異常などの、他の病気が原因となっ
  て、糖尿病が引き起こされるもの。

  薬剤が原因となる場合もある。


  妊娠糖尿病

  妊娠中に発見された糖尿病。新生児に合併
  症が出ることもあります。

  
  以上の四つが上げられます。

  糖尿病の状態をほっておくと、血糖値が高
  い状態などから各組織や臓器にダメージを
  与え、それにより引き起こされる様々な合
  併症が発生しそれにより、最終的に死にい
  たることも多いため、気をつけねばならな
  い病気の一つです。

  糖尿病の大きな原因の一つとして肥満が上
  げられます。

  糖尿病患者の実態調査においても、肥満が
  原因と思われるものが最も多く、肥満予防
  が糖尿病にかからない基本といえるようで
  す。
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