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子宮と卵巣の病気 子宮筋腫・・・ 子宮筋腫とは子宮の中にできる「こぶ」のようなもので、他の臓器に転移することのない良性の腫瘍のことです。女性の体にできる腫瘍の中では最も一般的なものですが、無症状であることが多く、たまたま検診で見つかるなどのケースが多い。 30代半ば~50代半ばにかけておきやすいと言われているが、最近は初潮の低年齢化に伴い、20代にも見られることがある。 子宮筋腫はいくつかの部位に発生するが、子宮の筋層内にできるもの、子宮の内側にできるもの、子宮の外側にある腹膜にできるものの大きく3つに大別されます。その内の70%は筋層内筋腫と言われている。 子宮筋腫自体は、それ自体が命に関わるものではありませんが、その治療法も経過をみたり、薬で症状を抑えたり、それでも改善できないときには手術による対処方法もあるという具合にケースバイケースです。 筋腫の治療法・・・ ・経過を見る・・・筋腫が小さく、日常生活に支障がない場合は3ヵ月に1回程度婦人科を受診して経過を見守る方法をとる。ただし、急に大きくなった場合は要注意。悪性腫瘍である「肉腫」の可能性もある。妊娠中に筋腫が見つかった場合も、原則的に経過を見る。 ・薬物療法・・・貧血がひどい場合などは鉄剤を処方される。筋腫は女性ホルモンの影響で大きくなることから、GnRHアナログという薬で女性ホルモンの分泌を抑え、「偽閉経療法」をとる場合があります。ただし、副作用として更年期障害に似た症状が出ることもあるので、投薬は長くても半年までが一般的です。 ・手術・・・ 子宮筋腫核手術~筋腫のこぶだけをとって子宮を残す手術。妊娠・出産が可能。数年後に再発することもある。 子宮全摘出手術~子宮を全部摘出する手術。筋腫の再発はなし。妊娠・出産はできなくなる。 子宮内膜症・・・子宮内膜症は、子宮内膜とよく似た細胞がなぜか卵巣や腸、膀胱などで増殖する病気。生理のたびにその部分から出血し痛みを引き起こしたり、周りの臓器や膜と癒着を起こしたりします。30代~40代の方に多く、閉経後はほとんど症状がみられない。最近では10代~20代で発症するケースも多い。 発生箇所としては、子宮周囲や腹膜、膀胱、卵巣、腸、直腸と子宮の間など。最も多くできるのは卵巣の中で、チョコレートのような古い血液がたまることから「チョコレートのう胞」と呼ばれる。また子宮筋層の中にできる内膜症は「子宮腺筋症」と呼ばれ、子宮筋腫との併発も多い。 これの治療法としては、子宮内膜症の治療も、薬によるものと、手術によるものの大きく2つに分けられる。 気をつけたいのはいきなり「ホルモン療法」に入ること。子宮内膜症ではなく、重い生理痛である場合にホルモン治療を受けると副作用(体重増加・にきびなど)が出ることもある。できれば事前に情報収集をして、子宮内膜症の専門医に診てもらうことが望ましい。 子宮がん・・・子宮がんには子宮の入り口にできる「子宮頸がん」と子宮の奥にできる「子宮体がん」の2種類があります。子宮がんのうち、子宮頸がんが全体の6割以上を占めています。子宮頸がんは30代~40代に多く、子宮体がんは40代以降に多い。比較的早期発見しやすく、早期に発見できればどちらの場合もほぼ治る。 主な発生箇所としては、子宮体がんが、子宮体部の内側にある子宮内膜に発生。子宮頸がんは膣に近い子宮頸部にできる。 これの治療法としては、子宮体がんも子宮頸がんも、がんの進行度合いとライフスタイルによって治療法が変わってくる。手術、放射線療法、化学療法(抗がん剤)がある。 |
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